「性転換手術の王様といわれる男」
シンガポール新聞 ELECTRIC NEW PAPER (2004年12月26日刊より翻訳転載)
尊敬をあつめるこのタイ人の医者はもう3000人の男性を女性に転換し、ほかの医者たちがからかい半分に彼のことを性器の切り取り屋と呼んでいた時代もあったそうだ。
スイスのある患者がガンのために死をむかえようとしていた。昨年彼は自分の病気とは関係ない手術のためタイに飛び立った。その50歳をすぎた患者は一年をこえて生きることはないと宣告されていたが、バンコクのプリチャー医師を訪ねたのは性転換手術のためだった。
プリチャー先生は言う。「彼は心底から女性になりたかったのです。何回も手紙もよこしたし、自分で電話もかけてきました。もし女になれるのならガンと闘う気力もでてきますと言っていました。」
「手術中に彼の体にできているガンの固まりを感触で感じましたが、性転換手術は無事に終えることができました。」
患者はスイスに帰国したのち、その8ヶ月後にガンのため力尽きたそうだ。プリチャー先生にとってもっとも記憶に残るケースだったと述懐する。「彼は最期のときを迎えるまで、どんなに自分が幸せかと感謝の思いを書いたカードを送ってくれました。このような患者がいることが私の仕事の原動力になっているのです。」
子供のいる人から73歳の老人まで多くの人が彼を頼って訪ねてくる。タイの性転換手術の王様と言われるのもこのような背景があるからである。61歳になったプリチャー先生は3000例にのぼる男性から女性への性転換手術を行ったが、女性から男性への性転換手術も150例を行っており、トランスセクシュアルに対す美容整形手術も数千例をくだらない。
失敗手術の後始末が出発点
プリチャー医師が性転換手術のパイオニア的な仕事を始めたのは1978年のことで、経験のない外科医が行った失敗手術のやり直しをするはめになったのがきっかけだった。実際の訓練を受けていない一般外科医がこのデリケートな手術をやろうとして失敗したのだ。先生はGRSを始める前の10年間は美容整形手術を専門にしていて、タイだけでなくアメリカとオーストラリアでも美容整形と再建手術の認定医師資格をもっている。
最近のBBCワールドの報道では、タイは性転換手術では世界水準をいく中心地となったと報じている。プリチャー先生は2004年12月初めに、世界各地から集まった35人のGRS専門家(先生はSRSよりGRSの用語を好むそうである)を前にして公開手術を行った。このワークショップ参加者はワイドスクリーンモニターの前で、27歳のツアーガイド男性の睾丸が除去され、ペニスの皮膚を内壁とする女性の膣が出来上がっていく様子を最初から最後までリアルタイムで観察できたのである。
陰茎皮膚翻転法または膣形成法とよばれるこのデリケートな手術は3時間かかったが、医者たちからは安全な手術といわれているものの、直腸や膀胱を突き破るリスクもあり、そうなると死に至ることさえある。
GRSに関連する美容整形
週に3件から5件の性転換手術のほかに、プリチャー医師はのど仏整形、豊胸手術、脂肪吸引など美容整形手術も行っている。平均して一日5件の手術をこなし、朝9時から午後7時すぎまで仕事する。ロイター通信によると、80%のお客は外国人で、その多くが医療保険のコストが高く、訴訟沙汰の危険をカバーするために高騰する治療費に悩まされているアメリカから来ているとのこと。
ただ、タイには規制が少ないのが懸念される一面でもある。アメリカでは性転換を希望する患者は精神科医による観察が6ヶ月間は必要とされているが、タイ人の患者はたった一回の診察でよい。精神科医は患者が性同一性障害の症状を有するか判断し、後戻りのできない手術であるGRSへの準備をさせる。BNH病院に3年前に移ってきたPAIでは、BNH病院の精神科医による診断のあと性転換適格患者としてPAIに送られてくる。PAIにはプリチャー先生を含め17名のGRS担当医師がいる。
プライベートな顔
プリチャー先生には専業主婦の奥さんがいる。「家族や友人は私の仕事はハードだと言うが、私はただ患者を幸せにできるのを楽しんでいるのだ。家族がいつも私の支えになってくれるのはうれしいことだ。」
しかしGRSを始めた頃の他の医師たちは理解を示さなかった。「彼らは私が性器をちょん切っているだけだと思い、そんな手術を受ける患者は気が狂っていると思っていたようだ。」
自分でも性転換したいと思ったことがあるか、と聞かれたら? 笑いながら先生は言う、「いや、ないね。聞かれたから言うけど、今でも男でよかったと思っているよ。」
神様になったような気分は?「全然ないね。これは私の医者としての職業だ。体であれ精神であれ、あらゆる可能な方法でできるだけのことをして治療するのが私の医者としての職務だ。新聞に取り上げられるために英雄になったりするつもりは毛頭ない。苦しんでいる患者をしあわせにするのが私の目標だ。」
仕事をはなれた時間は何をして過ごしているか?プリチャー先生の趣味はラテン舞踊だとか。彼のダンスの先生がシンガポールのサンテックシティで開かれた舞踊大会に出場したときは、わざわざバンコクから応援にかけつけたそうだ。
2007年2月11日日曜日
2007年2月7日水曜日
SRSに関連する手術・「豊胸手術」
豊胸手術―Breast Augmentation
乳房は女性の象徴です。MTFの方はSRSに先がけて受けるホルモン治療により乳房が発達し、個人差はありますが普通はAカップの大きさにはなります。身長や体格によりもっと大きいBからCサイズを希望する方には、SRS手術と同時に豊胸手術を受けられますので検討に値します。一回の全身麻酔で、SRSが3時間、豊胸手術が1時間、合計4時間で両方の手術が終了します。回復期間もとくに延長する必要はなく、14日後には帰国できます。
手術費(US$2,800)に含まれるもの
・ ドクター・フィー
・ 手術前問診・カウンセリング料
・ 術前後の診察代・治療費
・ 全身麻酔代
・ 個室にて一泊入院費
・ 医療用具費
・ インプラント代
インプラントバッグについて
豊胸インプラントは「シリコンジェルバッグ」あるいは「生理食塩水バッグ」を使います。
シリコンでは、滑らかで艶がある「スムースタイプ」、またはザラザラした手触りの「テクスチャータイプ」を使用します。テクスチャータイプはスムースタイプに比べて「カプセル拘縮」が少ないのが特徴です。
インプラントの挿入場所について
インプラント挿入には二種類の方法があります。
・ 乳腺下法:
インプラントバッグを乳腺の下、大胸筋の上に挿入します。この方法では乳腺を持ち上げ、大胸筋上にポケットを作ります。インプラントの中心が乳首の位置になるように挿入します。
・ 大胸筋下法:
インプラントバッグを乳腺と大胸筋の下に挿入します。大胸筋下に挿入することによって、カプセル拘縮が少なくて済み、さらに胸部X腺検査での乳房撮影への影響が少なくて済みます。しかしながら、大胸筋下への挿入ということで乳腺下法に比べ、術後数日間は痛みを強く感じることがあります。
インプラントバッグ挿入を容易に行うのに適当な大きさに、脇の下の目立たない箇所を切開します。切開後は縫合をし、サージカルテープで固定します。術後の回復の為にガーゼで患部の胸部を保護します。
どの手術方法で行うかについては、担当医の十分な診断の下で決定されます。手術の目的はご自身の体形との均衡を保ちながらバストを大きくし、かつ自然な外観を得られるようにすることです。
担当医の診断によって、元々のバストサイズ、ご希望のカップサイズ、大胸筋の大きさなど多くの要素を考慮した上でインプラントのサイズを決定します。
胸がとても小さく出来る限り大きいバストをご希望の場合、インプラントバッグが目立たないように「大胸筋下法」をお勧めします。この場合、カプセル拘縮も少なくて済みます。
スポーツをよく行って大胸筋が大きい方の場合には、「乳腺下法」の方がより動きが楽で自然な仕上がりになります。
合併症の可能性について
・ インプラントを包み込むように周辺皮膜(カプセル)が収縮して固くなった場合、「カプセル拘縮」という現象が起こります。これが起こると、見た目にも感触的にも固く不自然なバストになってしまいます。固くなったバストの対処法はいくつかありますが、場合によってカプセルを除去、あるいはインプラントバッグを交換する必要があります。
・ 一般的に手術中の出血は少量ですが、術後の出血により、稀に大きな血液凝固が起きる場合があります。もしこうなった場合には、凝固した血液を取り除く必要があります。
・ 乳首の感覚が敏感、鈍感、麻痺、あるいは切開部分に多少の無感覚が起きる場合もありますが、これらの症状は時間の経過と共になくなります。
・ 感染症の心配はほとんどありませんが、もしも乳房に感染が起きた場合、インプラントバッグを直ちに除去しなければなりません。その後、再度手術するまでには数ヶ月間待つ必要があります。
・ 稀にインプラントバッグが破れる、あるいは漏れる場合があります。もしも生理食塩水が漏れた場合、バッグが数時間でしぼみ、生理食塩水は体内に吸収されますが無害です。シリコンジェルの場合には、ジェルバッグが破れてもインプラントバッグ周辺の皮膜が破れていない場合には、判別出来ないことがあります。もし胸に強い衝撃を受けた場合には、バッグが破れてしまい、シリコンジェルが周辺組織に流れ出てしまうことがあります。ジェルは乳房内に集まり、周りに新しく瘢痕が形成されます。この場合は再手術によって漏れたインプラントを取り替えます。もしもジェルが破裂してしまった場合、乳房組織内のシリコンジェルを全部取り除くのは不可能なこともあります。
・ 「コーヒーシブ・シリコンジェル」と呼ばれる新しいタイプのものでは、仮に破れることがあっても周辺に流れ出すことはなく、複雑な問題が起きにくい構造になっています。PAIではヨーロッパ製のコーヒーシブ・シリコンジェルを使用しています。
副作用
とくに同時に複数の美容整形手術を行った場合など、副作用の度合いと回復期間に個人差があります。
術後のケア
・ 術後3日目に包帯などを外します。その後は普段通りにお風呂に入れます。
・ 術後3日から5日間は腕の動きは最小限におさえて下さい。
・ 術後3日目にガーゼを取ったあとは、ブラジャーをして形を整えるようにして下 さい。
・ カプセル拘縮防止のために、インプラントを左右にやさしく円形を描くようにマッサージして下さい。
・ マッサージは絶対に無理をしないで下さい。乱暴に揉んだり、力を入れすぎると炎症や皮膜に悪影響を及ぼす恐れがあります。
・ 術後一ヶ月は一日3~4回、一回15~20分のインプラントの運動が必要です。これによってバストの形が良くなった場合、一日1~2回に減らして構いません。
・ 一定以上の年齢の方の場合、定期的に乳房撮影検査(マンモグラフィー)を受けることが必要です。この場合、必ず豊胸手術患者の検査経験のある放射線技師のいる施設で受ける必要があります。場合によっては、豊胸手術後の乳房のしこりや、インプラントの状態を調べるには超音波検査などのさらなる検査が有効です。
麻酔について
全身麻酔で行います。
手術所要時間
約1時間
入院について
一泊の入院が必要です。
回復期間について
5日間から一週間のバンコク滞在が必要です。
(その他の詳細についてはPAI認定のカウンセラーにご相談ください)
乳房は女性の象徴です。MTFの方はSRSに先がけて受けるホルモン治療により乳房が発達し、個人差はありますが普通はAカップの大きさにはなります。身長や体格によりもっと大きいBからCサイズを希望する方には、SRS手術と同時に豊胸手術を受けられますので検討に値します。一回の全身麻酔で、SRSが3時間、豊胸手術が1時間、合計4時間で両方の手術が終了します。回復期間もとくに延長する必要はなく、14日後には帰国できます。
手術費(US$2,800)に含まれるもの
・ ドクター・フィー
・ 手術前問診・カウンセリング料
・ 術前後の診察代・治療費
・ 全身麻酔代
・ 個室にて一泊入院費
・ 医療用具費
・ インプラント代
インプラントバッグについて
豊胸インプラントは「シリコンジェルバッグ」あるいは「生理食塩水バッグ」を使います。
シリコンでは、滑らかで艶がある「スムースタイプ」、またはザラザラした手触りの「テクスチャータイプ」を使用します。テクスチャータイプはスムースタイプに比べて「カプセル拘縮」が少ないのが特徴です。
インプラントの挿入場所について
インプラント挿入には二種類の方法があります。
・ 乳腺下法:
インプラントバッグを乳腺の下、大胸筋の上に挿入します。この方法では乳腺を持ち上げ、大胸筋上にポケットを作ります。インプラントの中心が乳首の位置になるように挿入します。
・ 大胸筋下法:
インプラントバッグを乳腺と大胸筋の下に挿入します。大胸筋下に挿入することによって、カプセル拘縮が少なくて済み、さらに胸部X腺検査での乳房撮影への影響が少なくて済みます。しかしながら、大胸筋下への挿入ということで乳腺下法に比べ、術後数日間は痛みを強く感じることがあります。
インプラントバッグ挿入を容易に行うのに適当な大きさに、脇の下の目立たない箇所を切開します。切開後は縫合をし、サージカルテープで固定します。術後の回復の為にガーゼで患部の胸部を保護します。
どの手術方法で行うかについては、担当医の十分な診断の下で決定されます。手術の目的はご自身の体形との均衡を保ちながらバストを大きくし、かつ自然な外観を得られるようにすることです。
担当医の診断によって、元々のバストサイズ、ご希望のカップサイズ、大胸筋の大きさなど多くの要素を考慮した上でインプラントのサイズを決定します。
胸がとても小さく出来る限り大きいバストをご希望の場合、インプラントバッグが目立たないように「大胸筋下法」をお勧めします。この場合、カプセル拘縮も少なくて済みます。
スポーツをよく行って大胸筋が大きい方の場合には、「乳腺下法」の方がより動きが楽で自然な仕上がりになります。
合併症の可能性について
・ インプラントを包み込むように周辺皮膜(カプセル)が収縮して固くなった場合、「カプセル拘縮」という現象が起こります。これが起こると、見た目にも感触的にも固く不自然なバストになってしまいます。固くなったバストの対処法はいくつかありますが、場合によってカプセルを除去、あるいはインプラントバッグを交換する必要があります。
・ 一般的に手術中の出血は少量ですが、術後の出血により、稀に大きな血液凝固が起きる場合があります。もしこうなった場合には、凝固した血液を取り除く必要があります。
・ 乳首の感覚が敏感、鈍感、麻痺、あるいは切開部分に多少の無感覚が起きる場合もありますが、これらの症状は時間の経過と共になくなります。
・ 感染症の心配はほとんどありませんが、もしも乳房に感染が起きた場合、インプラントバッグを直ちに除去しなければなりません。その後、再度手術するまでには数ヶ月間待つ必要があります。
・ 稀にインプラントバッグが破れる、あるいは漏れる場合があります。もしも生理食塩水が漏れた場合、バッグが数時間でしぼみ、生理食塩水は体内に吸収されますが無害です。シリコンジェルの場合には、ジェルバッグが破れてもインプラントバッグ周辺の皮膜が破れていない場合には、判別出来ないことがあります。もし胸に強い衝撃を受けた場合には、バッグが破れてしまい、シリコンジェルが周辺組織に流れ出てしまうことがあります。ジェルは乳房内に集まり、周りに新しく瘢痕が形成されます。この場合は再手術によって漏れたインプラントを取り替えます。もしもジェルが破裂してしまった場合、乳房組織内のシリコンジェルを全部取り除くのは不可能なこともあります。
・ 「コーヒーシブ・シリコンジェル」と呼ばれる新しいタイプのものでは、仮に破れることがあっても周辺に流れ出すことはなく、複雑な問題が起きにくい構造になっています。PAIではヨーロッパ製のコーヒーシブ・シリコンジェルを使用しています。
副作用
とくに同時に複数の美容整形手術を行った場合など、副作用の度合いと回復期間に個人差があります。
術後のケア
・ 術後3日目に包帯などを外します。その後は普段通りにお風呂に入れます。
・ 術後3日から5日間は腕の動きは最小限におさえて下さい。
・ 術後3日目にガーゼを取ったあとは、ブラジャーをして形を整えるようにして下 さい。
・ カプセル拘縮防止のために、インプラントを左右にやさしく円形を描くようにマッサージして下さい。
・ マッサージは絶対に無理をしないで下さい。乱暴に揉んだり、力を入れすぎると炎症や皮膜に悪影響を及ぼす恐れがあります。
・ 術後一ヶ月は一日3~4回、一回15~20分のインプラントの運動が必要です。これによってバストの形が良くなった場合、一日1~2回に減らして構いません。
・ 一定以上の年齢の方の場合、定期的に乳房撮影検査(マンモグラフィー)を受けることが必要です。この場合、必ず豊胸手術患者の検査経験のある放射線技師のいる施設で受ける必要があります。場合によっては、豊胸手術後の乳房のしこりや、インプラントの状態を調べるには超音波検査などのさらなる検査が有効です。
麻酔について
全身麻酔で行います。
手術所要時間
約1時間
入院について
一泊の入院が必要です。
回復期間について
5日間から一週間のバンコク滞在が必要です。
(その他の詳細についてはPAI認定のカウンセラーにご相談ください)
2007年2月2日金曜日
GID関連国内医療機関
GID関連国内医療機関(2006年11月現在)
*このリストは各種出版物やウェブサイト、当事者からの個人情報、などから得た情報に基づいて作成されたもので、GID当事者の方々が速やかに希望する治療を受けられるための情報として提供するものです。当サイトが特定の医療機関や専門家などを推薦しているわけではありません。実際にご自身で連絡を取り、足を運ばれ、ご自分の耳や目で確かめ、可能ならばその医療機関にかかった人の体験を聞くなどして判断してください。
*日本精神神経学会が策定した性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン(第2版)に従えば、治療は精神療法を第1段階とし、ホルモン療法・手術療法については、精神療法の結果をみた上で、第2・第3段階の治療手段として検討することになっています。
*ホルモン療法、手術療法を受ける予定の方は、あらかじめ希望する医療機関に、それらの要件を満たすために何が必要かを問い合わせることをお勧めします。例えば、当サイトが提携するタイのPAI(Preecha Aesthetic Institute)は世界的に認知されたHBIGDAのガイドラインを基準としていますが、日本精神神経学会の治療ガイドラインと大きな相違はありません。
*PAIのSRS許可基準
HBIGDAに基づいたガイドラインに従い、SRS手術を希望する方は以下の要件を満たす必要があります。
1) 精神科医、セラピスト、内分泌医、のいずれかの診断書・推薦状。 2) 18歳以上であること。20歳以下の場合には両親からの承諾が必要。 3) 身体の性と精神的な性の違いに悩んでいる方(性同一性障害者)。 4) 抗アンドロゲン(抗男性ホルモン)又は女性ホルモンを最低1年以上使用されている方。 5) 生物学的性とは反対の性の役割で、最低1年以上、フルタイムで生活した経験をもつ方。
*掲載した医療機関の診療内容や担当医師は変更になっている場合があります。事前に診療日時や予約の必要などを確認の上、訪問するようにしてください。
*下記リスト以外にも、当サイトで把握していない性同一性障害を治療する医療機関があります。リストに掲載されていない医療機関をご存知の方は、当サイトまで情報をお寄せいただければご協力感謝いたします。
〔精神療法の医療機関〕
〔北海道〕旭川医科大学附属病院 / 精神科・神経科
旭川市緑が丘東2条1-1-1
TEL:0166-68-2473/FAX:0166-68-2479
医師名: 石本隆広
診療日時: 火・水・木曜日12:00までに受付
予約の要: 要予約
〔北海道〕 札幌医科大学医学部付属病院/精神神経科
札幌市中央区南一条西16-291
TEL: 011-611-2111
医師名: 小野澤淳(北海道精神神経学会所属)
〔北海道〕 札幌カウンセリングセンター
http://www.counseling.co.jp/
札幌市中央区北2条東1-5-2 サニープリンスシャトー705
TEL:011-219-2159/FAX:011-219-2158
カウンセラー名: 豊島 眞 (臨床心理士)
相談日時: 月~土の10:00-19:00(日曜・祝日を除く)
予約の要: 要予約
備考: 医療機関ではなく、臨床心理士による相談機関です。
〔秋田県〕 笠松病院 / 精神科
秋田市浜田字藍ノ原52
TEL:018-828-2258/FAX:018-828-5557
医師名: 稲村 茂
診療日時: 月~金 午前中
予約の要: 要予約
〔宮城県〕東北大学医学部付属病院/精神科
仙台市青葉区星陵町一番一号
TEL:022-717-7000
医師名: 松岡洋夫
備考: ホルモン治療も可
〔石川県〕金沢医科大学病院/精神科・神経科
石川県河北郡内灘町大学1-1
TEL:076-286-3511
医師名: 平口真理 (臨床心理士)
〔新潟県〕新潟大学医学部付属病院/精神科・神経科
新潟市旭町通一番地754
TEL: 025-223-6161
〔埼玉県〕 埼玉医大総合医療センター/精神科・神経科
川越市鴨田辻道1981
TEL: 049-228-3605
医師名: 豊島良一・深津亮
予約の要: 要予約
〔埼玉県〕 ふたばクリニック / 精神科・神経科・心療内科
蕨市中央1-10-11 シャロームわらび2F
TEL:048-430-0562/FAX:048-430-0563
医師名: GIDの専門医が担当します
診療日時: 木曜 15:00-19:00
予約の要: 要予約
〔埼玉県〕わらびメンタルクリニック/精神科・神経科
川口市芝新町4-12
TEL:048-267-0525
医師名: 塚田攻
予約の要: 不要
〔千葉県〕 あべメンタルクリニック/診療内科・神経科http://www.abemental.jp/
浦安市猫実4-18-27 サンライズビル2-6F
TEL:047-355-5335/FAX:047-355-6855
医師名: 阿部輝夫 (精神科医)
診療日時: 月~金の9:00-12:00,15:00-18:30 土曜は午前のみ
予約の要: 不要
〔東京都〕 西新宿メンタルクリニック/心療内科・精神科http://www.edit.ne.jp/~mental/
新宿区西新宿1-5-12 ニューセントラルビル3F
TEL:03-3344-2137/FAX:03-3344-2140
医師名: 岩尾光浩
カウンセラー名: 朝倉恵美子
診療日時: 応相談
予約の要: 要予約
〔東京都〕 青山渋谷メディカルクリニック/心療内科・精神科
渋谷区渋谷1-14-14 植村会館ビル2階
TEL:03-5464-5467/FAX:03-5464-5489
医師名: 鍋田恭孝・小羽俊士
カウンセラー名: 5名います
診療日時: 月~土 10:00-18:00
予約の要: 要予約
〔東京都〕 及川心理臨床研究所世田谷区池尻3-16-1
TEL:03-5486-4632
カウンセラー名: 及川 卓 (臨床心理士)
相談日時: 木~日の全日夜間
予約の要: 完全予約制
備考: 医療機関ではなく、臨床心理士による相談機関です。
〔東京都〕 成城墨岡クリニック/神経・精神科
世田谷区成城2-39-2 成城学園ビューハイツ2F
TEL:03-3416-0702
医師名: 墨岡 孝
カウンセラー名: 宮島謙介
診療日時: 月・水・木・金・土 10:00-12:00,14:00-19:00
予約の要: 不要
〔東京都〕 東京慈恵医科大学付属病院/精神科
港区新橋3-19-18
TEL: 03-3433-1111
医師名: 牛島定信 (精神科医)、石黒大輔(精神科医)、森美加(臨床心理士)
〔東京都〕日本性科学会カウンセリング室
港区南青山1-1-1 新青山ビル西館3F長谷クリニック内
TEL:03-3475-1780
予約受付日時: 月水金の10:00-13:00
予約の要: 要予約
〔東京都〕川崎メンタルクリニック
台東区上野7-11-10
TEL:03-3841-9020
〔東京都〕 「みすずクリニック」 心療内科・精神科
港区南青山5-12-6 英ビル6F
TEL:03-3400-7070
医師名: 東美鈴
診療日時: 水・木・金 10:00~13:00/15:00~18:00
予約: 要予約
〔東京都〕 川崎メンタルクリニック
台東区上野7-11-10/TEL:03-3841-9020
医師名: 専門の精神科医が担当します。
診療日時: 火木の15:00-19:00、土の10:00-13:00
予約の要: 要予約
〔神奈川県〕 みなとメンタルクリニック / 精神科・神経科・心療内科http://www.minato-mental.com/
横浜市中区相生町6-109 志村ビル1F
TEL/FAX:045-663-5925
医師名: 荘司理恵子
診療日時: 月~金 9:00ー12:00・15:00-18:00、土は午前のみ
予約の要: 要予約
〔大阪府〕近畿大学医学部付属病院/精神神経科
大阪府狭山市大野東377-2
TEL:0723-66-0221
医師名: 初診は精神神経科の医師全員で受付
診療日時: 初診は月~木の午前
予約の要: 不要
〔大阪府〕 大阪医科大学附属病院/精神神経科
高槻市大学町2-7
TEL:072-683-1221(内線2357)/FAX:072-683-4810
医師名: 康 純、堀貴晴
カウンセラー名: 岡田弘司(臨床心理士)・二宮ひとみ(臨床心理士)
診療日時: 月曜の午後
予約の要: 要予約
〔岡山県〕 岡山大学医学部付属病院/精神科・神経科
http://www.okayama-u.ac.jp/user/med/psychiatry/
岡山市鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7935
医師名: 黒田重利・佐藤俊樹・大西勝・太田順一郎・岡部伸幸
診療日時: 月~金の8:30-11:00に初診受付
予約の要: 不要(事前電話が望ましい)
〔岡山県〕 岡山県立岡山病院/精神科
岡山市鹿田本町3-16
TEL:086-225-3821
医師名: 中島豊爾 (精神科医)
予約の要: 事前電話が望ましい
〔鳥取県〕鳥取大学病院/精神科
米子市西町36-1
TEL:085-933-1111
医師名: 川原隆造
予約の要: 事前電話が望ましい
〔徳島県〕 宮内クリニック
http://www.myclinic.ne.jp/miyauchi/pc/
徳島市名東町2-659
TEL:088-633-5535/FAX:088-633-8835
医師名: 宮内和端子・宮内吉男
カウンセラー名: 渡辺真紀子(臨床心理士)・野田陽子(心理精神保健福祉士)
診療日時: 月・水・金 9:30-17:00 (土曜は午前のみ)
予約の要: 不要(事前電話が望ましい)
〔福岡県〕福岡大学病院/精神神経科
福岡市城南区七隅7-45-1
TEL:092-801-1111
医師名: 西村良二
予約の要: 事前電話が望ましい
〔長崎県〕長崎大学医学部付属病院/精神神経科
長崎市坂本1-7-1
TEL:095-849-7294
医師名: 中根秀之診療日時: 月木の午前中
予約の要: 要予約
〔鹿児島県〕 敬愛会玉里病院/精神科・神経科・内科
鹿児島市玉里町26-20
TEL:099-224-0700
医師名: 中江孝行(精神科医)
カウンセラー名: 大平落明美、中江和子
診療・相談日時: 月・木の14:00-17:00
予約の要: 要予約
〔沖縄県〕 山本クリニック
沖縄県浦添市伊祖2-30-7 1F
http://www.yamamotoclinic.org/
TEL:098-879-3303
医師名: 山本和儀
完全予約制:水・日・祭日休診
〔沖縄県〕琉球大学医学部付属病院/精神神経科
沖縄県中頭郡西原町字上原207
TEL:098-895-3331
〔沖縄県〕 沖縄セントラル病院/心療科
那覇市与儀1-26-6
TEL:098-854-5511
診療日時: 原則として木曜日のみ
予約の要: 要予約
〔ホルモン療法の医療機関〕
〔埼玉県〕 埼玉医大総合医療センター/産婦人科
川越市鴨田辻道1981
TEL:049-228-3400
医師名: 石原 理・斉藤麻紀
予約の要: 精神神経科からの紹介による予約が必要
〔埼玉県〕赤心クリニック
川越市脇田本町25-18
TEL:049-242-8601
医師名: 内島豊備考 (ホルモン治療可)
〔東京都〕 博桜会 古川医院/産婦人科
新宿区西新宿8-5-8 正和ビル2F
TEL:03-3368-8367/FAX:03-3368-0447
医師名: 宇野かおる
診療日時: 月~金 14:00-18:00
予約の要: 不要
〔東京都〕タカナシクリニック
新宿区新宿4-3-15 レイフラット新宿2F
TEL:03-5366-8920/FAX:03-5366-8921
医師名: 高梨真教 (院長)
〔東京都〕伊藤医院
新宿区富久町28-5
TEL: 03-3341-6035
医師名: 伊藤寿夫 (院長)
〔東京都〕 吉祥寺共立美容外科 / 形成外科・美容外科・皮膚科・心療内科
武蔵野市吉祥寺本町1-18-1 吉祥寺ニュープラザビル8F
TEL:0422-20-9578/FAX:0422-20-9579
医師名: 安田克己カウンセラー名: 安田克己
診療日時: 年中無休 10:00-18:30
予約の要: 要予約
備考: 病診連携を確立しています。
〔東京都〕小滝医院/産婦人科・内科
渋谷区道玄坂2-25-6 堀内ビル4F
TEL:03-3464-7114
医師名: 小滝周曹備考: ホルモン治療可。
予約の要: 事前電話が望ましい
〔大阪府〕フクダクリニック/内科・リハビリテーション科
大阪市中央区島之内2-14-21 堺筋はりまやビル8F
TEL:06-6213-5505
医師名: 福田院長
備考: ホルモン治療可。SRS後のアフターケア診療可。
予約の要: 要予約
〔広島県〕 タナカ小児科 / 小児科・ホルモン内科
http://ped-tana.hp.infoseek.co.jp/
広島市中区広瀬町6-13
TEL/FAX:082-234-1233
医師名: 田中正博
診療日時: 月~日 9:00-18:00 土曜日午後は主に集団セラピー
予約の要: 不要
備考: ホルモン治療を行っています。カウンセリングも随時行っています。
〔熊本県〕 池田クリニック/泌尿器科・婦人科
http://www.ikedaclinic.com/
菊池郡合志町幾久富1866-1332
TEL:096-248-8600/FAX:096-248-7720
医師名: 池田 稔・池田恵子
診療日時: 8:30-12:30、14:30-17:30、水・土曜は午前のみ
予約の要: 不要
〔手術療法・その他の医療機関〕
〔埼玉県〕 埼玉医大総合医療センター/形成外科
川越市鴨田辻道1981
TEL: 049-228-3636
医師名: 高松亜子・井上義治
備考: 日本で性別適合手術(SRS)を行う数少ない医療機関のひとつ。
予約の要: 事前の問い合わせ必須。
〔東京都〕 ビューティブルーム/脱毛サロン
中野区中野5-32-4 中野ステーションハイツ201
TEL:03-3385-8771/FAX:03-3385-8738
備考: 電気脱毛法で、確実に全身の永久脱毛が可能。GIDの方への特別配慮あり。
予約の要: 要予約
〔東京都〕 和田医院/産婦人科・外科
杉並区阿佐谷南1-47-25
TEL: 03-3316-3232
備考: SRS後のトラブルなどのアフターケアに経験あり。
*このリストは各種出版物やウェブサイト、当事者からの個人情報、などから得た情報に基づいて作成されたもので、GID当事者の方々が速やかに希望する治療を受けられるための情報として提供するものです。当サイトが特定の医療機関や専門家などを推薦しているわけではありません。実際にご自身で連絡を取り、足を運ばれ、ご自分の耳や目で確かめ、可能ならばその医療機関にかかった人の体験を聞くなどして判断してください。
*日本精神神経学会が策定した性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン(第2版)に従えば、治療は精神療法を第1段階とし、ホルモン療法・手術療法については、精神療法の結果をみた上で、第2・第3段階の治療手段として検討することになっています。
*ホルモン療法、手術療法を受ける予定の方は、あらかじめ希望する医療機関に、それらの要件を満たすために何が必要かを問い合わせることをお勧めします。例えば、当サイトが提携するタイのPAI(Preecha Aesthetic Institute)は世界的に認知されたHBIGDAのガイドラインを基準としていますが、日本精神神経学会の治療ガイドラインと大きな相違はありません。
*PAIのSRS許可基準
HBIGDAに基づいたガイドラインに従い、SRS手術を希望する方は以下の要件を満たす必要があります。
1) 精神科医、セラピスト、内分泌医、のいずれかの診断書・推薦状。 2) 18歳以上であること。20歳以下の場合には両親からの承諾が必要。 3) 身体の性と精神的な性の違いに悩んでいる方(性同一性障害者)。 4) 抗アンドロゲン(抗男性ホルモン)又は女性ホルモンを最低1年以上使用されている方。 5) 生物学的性とは反対の性の役割で、最低1年以上、フルタイムで生活した経験をもつ方。
*掲載した医療機関の診療内容や担当医師は変更になっている場合があります。事前に診療日時や予約の必要などを確認の上、訪問するようにしてください。
*下記リスト以外にも、当サイトで把握していない性同一性障害を治療する医療機関があります。リストに掲載されていない医療機関をご存知の方は、当サイトまで情報をお寄せいただければご協力感謝いたします。
〔精神療法の医療機関〕
〔北海道〕旭川医科大学附属病院 / 精神科・神経科
旭川市緑が丘東2条1-1-1
TEL:0166-68-2473/FAX:0166-68-2479
医師名: 石本隆広
診療日時: 火・水・木曜日12:00までに受付
予約の要: 要予約
〔北海道〕 札幌医科大学医学部付属病院/精神神経科
札幌市中央区南一条西16-291
TEL: 011-611-2111
医師名: 小野澤淳(北海道精神神経学会所属)
〔北海道〕 札幌カウンセリングセンター
http://www.counseling.co.jp/
札幌市中央区北2条東1-5-2 サニープリンスシャトー705
TEL:011-219-2159/FAX:011-219-2158
カウンセラー名: 豊島 眞 (臨床心理士)
相談日時: 月~土の10:00-19:00(日曜・祝日を除く)
予約の要: 要予約
備考: 医療機関ではなく、臨床心理士による相談機関です。
〔秋田県〕 笠松病院 / 精神科
秋田市浜田字藍ノ原52
TEL:018-828-2258/FAX:018-828-5557
医師名: 稲村 茂
診療日時: 月~金 午前中
予約の要: 要予約
〔宮城県〕東北大学医学部付属病院/精神科
仙台市青葉区星陵町一番一号
TEL:022-717-7000
医師名: 松岡洋夫
備考: ホルモン治療も可
〔石川県〕金沢医科大学病院/精神科・神経科
石川県河北郡内灘町大学1-1
TEL:076-286-3511
医師名: 平口真理 (臨床心理士)
〔新潟県〕新潟大学医学部付属病院/精神科・神経科
新潟市旭町通一番地754
TEL: 025-223-6161
〔埼玉県〕 埼玉医大総合医療センター/精神科・神経科
川越市鴨田辻道1981
TEL: 049-228-3605
医師名: 豊島良一・深津亮
予約の要: 要予約
〔埼玉県〕 ふたばクリニック / 精神科・神経科・心療内科
蕨市中央1-10-11 シャロームわらび2F
TEL:048-430-0562/FAX:048-430-0563
医師名: GIDの専門医が担当します
診療日時: 木曜 15:00-19:00
予約の要: 要予約
〔埼玉県〕わらびメンタルクリニック/精神科・神経科
川口市芝新町4-12
TEL:048-267-0525
医師名: 塚田攻
予約の要: 不要
〔千葉県〕 あべメンタルクリニック/診療内科・神経科http://www.abemental.jp/
浦安市猫実4-18-27 サンライズビル2-6F
TEL:047-355-5335/FAX:047-355-6855
医師名: 阿部輝夫 (精神科医)
診療日時: 月~金の9:00-12:00,15:00-18:30 土曜は午前のみ
予約の要: 不要
〔東京都〕 西新宿メンタルクリニック/心療内科・精神科http://www.edit.ne.jp/~mental/
新宿区西新宿1-5-12 ニューセントラルビル3F
TEL:03-3344-2137/FAX:03-3344-2140
医師名: 岩尾光浩
カウンセラー名: 朝倉恵美子
診療日時: 応相談
予約の要: 要予約
〔東京都〕 青山渋谷メディカルクリニック/心療内科・精神科
渋谷区渋谷1-14-14 植村会館ビル2階
TEL:03-5464-5467/FAX:03-5464-5489
医師名: 鍋田恭孝・小羽俊士
カウンセラー名: 5名います
診療日時: 月~土 10:00-18:00
予約の要: 要予約
〔東京都〕 及川心理臨床研究所世田谷区池尻3-16-1
TEL:03-5486-4632
カウンセラー名: 及川 卓 (臨床心理士)
相談日時: 木~日の全日夜間
予約の要: 完全予約制
備考: 医療機関ではなく、臨床心理士による相談機関です。
〔東京都〕 成城墨岡クリニック/神経・精神科
世田谷区成城2-39-2 成城学園ビューハイツ2F
TEL:03-3416-0702
医師名: 墨岡 孝
カウンセラー名: 宮島謙介
診療日時: 月・水・木・金・土 10:00-12:00,14:00-19:00
予約の要: 不要
〔東京都〕 東京慈恵医科大学付属病院/精神科
港区新橋3-19-18
TEL: 03-3433-1111
医師名: 牛島定信 (精神科医)、石黒大輔(精神科医)、森美加(臨床心理士)
〔東京都〕日本性科学会カウンセリング室
港区南青山1-1-1 新青山ビル西館3F長谷クリニック内
TEL:03-3475-1780
予約受付日時: 月水金の10:00-13:00
予約の要: 要予約
〔東京都〕川崎メンタルクリニック
台東区上野7-11-10
TEL:03-3841-9020
〔東京都〕 「みすずクリニック」 心療内科・精神科
港区南青山5-12-6 英ビル6F
TEL:03-3400-7070
医師名: 東美鈴
診療日時: 水・木・金 10:00~13:00/15:00~18:00
予約: 要予約
〔東京都〕 川崎メンタルクリニック
台東区上野7-11-10/TEL:03-3841-9020
医師名: 専門の精神科医が担当します。
診療日時: 火木の15:00-19:00、土の10:00-13:00
予約の要: 要予約
〔神奈川県〕 みなとメンタルクリニック / 精神科・神経科・心療内科http://www.minato-mental.com/
横浜市中区相生町6-109 志村ビル1F
TEL/FAX:045-663-5925
医師名: 荘司理恵子
診療日時: 月~金 9:00ー12:00・15:00-18:00、土は午前のみ
予約の要: 要予約
〔大阪府〕近畿大学医学部付属病院/精神神経科
大阪府狭山市大野東377-2
TEL:0723-66-0221
医師名: 初診は精神神経科の医師全員で受付
診療日時: 初診は月~木の午前
予約の要: 不要
〔大阪府〕 大阪医科大学附属病院/精神神経科
高槻市大学町2-7
TEL:072-683-1221(内線2357)/FAX:072-683-4810
医師名: 康 純、堀貴晴
カウンセラー名: 岡田弘司(臨床心理士)・二宮ひとみ(臨床心理士)
診療日時: 月曜の午後
予約の要: 要予約
〔岡山県〕 岡山大学医学部付属病院/精神科・神経科
http://www.okayama-u.ac.jp/user/med/psychiatry/
岡山市鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7935
医師名: 黒田重利・佐藤俊樹・大西勝・太田順一郎・岡部伸幸
診療日時: 月~金の8:30-11:00に初診受付
予約の要: 不要(事前電話が望ましい)
〔岡山県〕 岡山県立岡山病院/精神科
岡山市鹿田本町3-16
TEL:086-225-3821
医師名: 中島豊爾 (精神科医)
予約の要: 事前電話が望ましい
〔鳥取県〕鳥取大学病院/精神科
米子市西町36-1
TEL:085-933-1111
医師名: 川原隆造
予約の要: 事前電話が望ましい
〔徳島県〕 宮内クリニック
http://www.myclinic.ne.jp/miyauchi/pc/
徳島市名東町2-659
TEL:088-633-5535/FAX:088-633-8835
医師名: 宮内和端子・宮内吉男
カウンセラー名: 渡辺真紀子(臨床心理士)・野田陽子(心理精神保健福祉士)
診療日時: 月・水・金 9:30-17:00 (土曜は午前のみ)
予約の要: 不要(事前電話が望ましい)
〔福岡県〕福岡大学病院/精神神経科
福岡市城南区七隅7-45-1
TEL:092-801-1111
医師名: 西村良二
予約の要: 事前電話が望ましい
〔長崎県〕長崎大学医学部付属病院/精神神経科
長崎市坂本1-7-1
TEL:095-849-7294
医師名: 中根秀之診療日時: 月木の午前中
予約の要: 要予約
〔鹿児島県〕 敬愛会玉里病院/精神科・神経科・内科
鹿児島市玉里町26-20
TEL:099-224-0700
医師名: 中江孝行(精神科医)
カウンセラー名: 大平落明美、中江和子
診療・相談日時: 月・木の14:00-17:00
予約の要: 要予約
〔沖縄県〕 山本クリニック
沖縄県浦添市伊祖2-30-7 1F
http://www.yamamotoclinic.org/
TEL:098-879-3303
医師名: 山本和儀
完全予約制:水・日・祭日休診
〔沖縄県〕琉球大学医学部付属病院/精神神経科
沖縄県中頭郡西原町字上原207
TEL:098-895-3331
〔沖縄県〕 沖縄セントラル病院/心療科
那覇市与儀1-26-6
TEL:098-854-5511
診療日時: 原則として木曜日のみ
予約の要: 要予約
〔ホルモン療法の医療機関〕
〔埼玉県〕 埼玉医大総合医療センター/産婦人科
川越市鴨田辻道1981
TEL:049-228-3400
医師名: 石原 理・斉藤麻紀
予約の要: 精神神経科からの紹介による予約が必要
〔埼玉県〕赤心クリニック
川越市脇田本町25-18
TEL:049-242-8601
医師名: 内島豊備考 (ホルモン治療可)
〔東京都〕 博桜会 古川医院/産婦人科
新宿区西新宿8-5-8 正和ビル2F
TEL:03-3368-8367/FAX:03-3368-0447
医師名: 宇野かおる
診療日時: 月~金 14:00-18:00
予約の要: 不要
〔東京都〕タカナシクリニック
新宿区新宿4-3-15 レイフラット新宿2F
TEL:03-5366-8920/FAX:03-5366-8921
医師名: 高梨真教 (院長)
〔東京都〕伊藤医院
新宿区富久町28-5
TEL: 03-3341-6035
医師名: 伊藤寿夫 (院長)
〔東京都〕 吉祥寺共立美容外科 / 形成外科・美容外科・皮膚科・心療内科
武蔵野市吉祥寺本町1-18-1 吉祥寺ニュープラザビル8F
TEL:0422-20-9578/FAX:0422-20-9579
医師名: 安田克己カウンセラー名: 安田克己
診療日時: 年中無休 10:00-18:30
予約の要: 要予約
備考: 病診連携を確立しています。
〔東京都〕小滝医院/産婦人科・内科
渋谷区道玄坂2-25-6 堀内ビル4F
TEL:03-3464-7114
医師名: 小滝周曹備考: ホルモン治療可。
予約の要: 事前電話が望ましい
〔大阪府〕フクダクリニック/内科・リハビリテーション科
大阪市中央区島之内2-14-21 堺筋はりまやビル8F
TEL:06-6213-5505
医師名: 福田院長
備考: ホルモン治療可。SRS後のアフターケア診療可。
予約の要: 要予約
〔広島県〕 タナカ小児科 / 小児科・ホルモン内科
http://ped-tana.hp.infoseek.co.jp/
広島市中区広瀬町6-13
TEL/FAX:082-234-1233
医師名: 田中正博
診療日時: 月~日 9:00-18:00 土曜日午後は主に集団セラピー
予約の要: 不要
備考: ホルモン治療を行っています。カウンセリングも随時行っています。
〔熊本県〕 池田クリニック/泌尿器科・婦人科
http://www.ikedaclinic.com/
菊池郡合志町幾久富1866-1332
TEL:096-248-8600/FAX:096-248-7720
医師名: 池田 稔・池田恵子
診療日時: 8:30-12:30、14:30-17:30、水・土曜は午前のみ
予約の要: 不要
〔手術療法・その他の医療機関〕
〔埼玉県〕 埼玉医大総合医療センター/形成外科
川越市鴨田辻道1981
TEL: 049-228-3636
医師名: 高松亜子・井上義治
備考: 日本で性別適合手術(SRS)を行う数少ない医療機関のひとつ。
予約の要: 事前の問い合わせ必須。
〔東京都〕 ビューティブルーム/脱毛サロン
中野区中野5-32-4 中野ステーションハイツ201
TEL:03-3385-8771/FAX:03-3385-8738
備考: 電気脱毛法で、確実に全身の永久脱毛が可能。GIDの方への特別配慮あり。
予約の要: 要予約
〔東京都〕 和田医院/産婦人科・外科
杉並区阿佐谷南1-47-25
TEL: 03-3316-3232
備考: SRS後のトラブルなどのアフターケアに経験あり。
性同一性障害(GID)用語集
一般的に使われている性同一性障害(GID)に関連する用語を集めたものです。もっと深く掘り下げる必要のある項目は、別の形で取り上げていきたいと思っております。
性同一性障害(GID)/Gender Identity Disorder
身体の性別(sex)と感性の性別(gender)の間に違和感があり、その違和感に堪えきれないほど悩むという障害をいう。精神病でもなく、いわゆる病気の範疇には入らないが、近い将来健康保険適用になることも視野に入れて、精神医学分野の疾患と認定されるようになった。幼児期から違和感をもつケースが多いが、人により成人してから本格的に悩む人もいる。
性別適合手術/Sex Reassingment Surgery(SRS)
性同一性障害(GID)/Gender Identity Disorder
身体の性別(sex)と感性の性別(gender)の間に違和感があり、その違和感に堪えきれないほど悩むという障害をいう。精神病でもなく、いわゆる病気の範疇には入らないが、近い将来健康保険適用になることも視野に入れて、精神医学分野の疾患と認定されるようになった。幼児期から違和感をもつケースが多いが、人により成人してから本格的に悩む人もいる。
性別適合手術/Sex Reassingment Surgery(SRS)
一般的には「性転換手術」と呼ばれているが、趣味や好みで人為的な手術で性別を転換するイメージがあり適切とは言い難いが、「性転換手術」はもう通称となってしまっているので通りやすい名称ではある。また「性別再判定手術」という訳語を使う人もあるが、「判定」という訳語がどうもしっくりこない。
英語の名称からは「性別再指定手術」が一番原語の意義に近い。また頭の感性とは違う形で備わっている性器官を外科的手術により本来の姿に戻し再指定するという意味であり、一番ふさわしいと名称と思われる。しかし、法的な用語としてすでに「性別適合手術」が用いられている現状では、性別適合手術に統一することにした方がよいのではと思います。また参考までに、性自認に身体を合わせる手術という意味で、Gender Reassignment Surgery(GRS)を好む医師もおります。
HBIGDA(Harry Benjamin International Gender Dysphoria Association)
「ハリー・ベンジャミン国際性違和協会」の略語。アメリカの性科学者ハリー・ベンジャミン博士が1966年に作成・出版した「性転換手術の適用のための指標と基準 (Standards of Care)」が、世界中の性転換手術のバイブル的な指針になっている。現在はその第6版まで出版されており、HBIGDA世界総会が毎年どこかの国で開催されている。
MTF (Male to Female)
身体は男性だが感性は女性であるというGIDのケース。正確な統計はないものの、GID患者のおよそ3分の2がMTFであるといわれている。
FTM (Female to Male)
身体は女性だが感性は男性であるというGIDのケース。GID患者のおよそ3分の1がFTMといわれている。
性指向
恋愛や性欲の対象となる相手の性別を指す言葉。相手が異性なら異性愛者(ヘテロセクシュアル)、同性なら同性愛者(ホモセクシュアル、またはゲイ)、男女両方に向けられる場合には両性愛者(バイセクシュアル)と呼ばれる。性同一性障害者の性指向も個人により様々であり、いろいろなケースがあり得ることを理解する必要がある。
性自認
自分が男性である、または女性である、と自分の性別をはっきり認識していること。好きになる相手が異性か同性かは性指向の問題であり、自分の身体と性自認に食い違いがあるのが性同一性障害(GID)である。
セックス/Sex
肉体的な性別のことを指し、性腺の区別や内性器・外性器などを総合して男性と女性に区別される。男性・女性と明確に区別できない場合もあり、性別判定が困難なケースは間性・半陰陽(インターセックス)と呼ばれる。俗っぽく言えば「セックスとは両股の間にあるもの、ジェンダーとは両耳の間にあるもの」。
ジェンダー/Gender
自分の頭や感性で感じている性別のことを指し、狭義には性自認と同じ意味。ただ肉体的な性別よりは社会的、文化的な広がりをもつ言葉として使われることが多い。
同性愛者/Homosexual
同性愛者は身体の性と性自認が一致しており、男性が男性を好きになり、女性が女性を好む、という性指向の状態を指すので、身体と精神の間の違和感や悩みはない。ここが性同一性障害との大きな違いである。一方、身体の性と性自認の違和感に悩む性同一性障害者の場合で、身体の性が「男」でありながら自分を「女」と自認する人が、女性を恋愛の対象にする場合もあり、これも「同性愛」ということになる。
ホルモン療法
身体と精神の違和感をやわらげ、精神的苦痛を軽減するために用いるホルモン療法で、女性化を求める人は女性ホルモン、男性化を求める人は男性ホルモンを使用する療法。SRSに進む前に1年間は続けていなければならない。
リアルライフ・テスト/Real Life Test (RLT)
とくに制度化されたものではないが、自分の求める性において実際に生活して、周囲に違和感を与えず、また自分でもその性になって生活していけるという自信を養うための実生活体験過程をいう。SRSを済ませた後で社会的に受け入れられないと、職場においても私生活においても困難な状況に追い込まれる危険性があるため、この体験過程を軽視してはならない。
カムアウト/Coming Out
同性愛者が自分の性指向を周囲の人に正直に告白して、それまで閉じこもっていた押入から外に出る(coming out of the closet)ことを指す言葉として使われ始め、それがGIDの場合にも同様の意味で使われるようになっている。
パス/Pass/Passing
自分の望む性で生活して、周囲に違和感を与えず社会的に通用することを指す。MTFの場合なら、元の男性ではなく女性と見られ、MTFの男性だとは思われないこと。つまり、FTMなら男性として、またはMTFなら女性として社会的に通用するという意味で使われる。
トランスセクシュアル/Transsexual (TS)
性同一性障害者で、外科的な手術を経て別の性として生きたいと強く望む人を指す。手術前の人の場合は「pre-opTS」,手術後の場合を「post-opTS」と呼ぶ。
トランスジェンダー/Transgender (TG)
性的違和感をもって生きている人で、反対の性での生活を望みながらも、外科手術にまで進むことは希望しない人のことを指す。広い意味では、「トランスセクシュアル」、「トランスヴェスタイト」も含む総称として使われる。
トランスヴェスタイト/Transvestite (TV)
女装者と男装者を含む異性装者のことをいう。精神医学的には、異性装者には身体と感性の性別違和感がなく趣味で異性装を楽しむケースもあり、この人たちはGIDとは区別される。反面、異性装をすることにより性別違和感の解消を図っている性同一性障害者や、リアルライフ・テストの過程で異性装する性同一性障害者もいるので、この両者は混同されやすい。
クロスドレサー/Cross Dresser (CD)
男と女の区別を乗り越えた異性装者のことで、トランスヴェスタイトと同じ意味で使われている言葉。
インターセックス(IS)
「間性」「半陰陽」と呼ばれる、性腺・外性器などの身体の性別が明確に判定できない人々を総称する言葉。インターセックス児が生まれた場合にどちらかの性に判定し、養育上の性に合わせて内・外性器を切除・形成する方法が取られてきた。しかし近年になり、成長するにつれ養育上の性と本人の性自認が一致しないケースが報告されるようになり、世界的に治療方針の見直しがせまられている。
ゲイ/レズビアン (Gay/Lesbian)
通常ゲイは男性の同性愛者、レズビアンは女性の同性愛者を指すが、英語文化圏では「ゲイ」という言葉は両者をひっくるめて言う場合が多い。(例: She is gay.)
クィア/Queer
もともと「変態」の意味をもつ「ゲイ」に対する蔑称であるが、性の多様性を認める社会的風潮が広まった現在では、権利主張の道具として堂々と使用されるようになっている。
シーメイル/Shemale
女性の象徴である発達した乳房と、男性の象徴である大人のペニスの両方を備え持つ人のことを指す。普通は風俗産業で、その特徴を誇示するケースが多い。
ニューハーフ
和製の英語で日本でしか通用しない言葉。タイなどでは「レディーボーイ」、タイ語では「カトーイ」と呼ばれている。男性から女性に性転換した人で、芸能産業や風俗産業に従事する人が多い。中には職業上の必要性のため単に女装しただけの男性もいることがある。
オカマ/オナベ
「オカマ」は女装した男性や、女性的な振る舞いをする男性に対する俗称だが、男性同性愛者のことを指すことが多い。蔑称としてのニュアンスが強いので、当事者にとっては「ゲイ」の方がもっと響きの良い言葉と思われる。「オナベ」は男装した女性や、女らしくない女性に対して用いられる俗称。
ストレート/ノンケ
「ストレート」は異性愛者を指す英語から来た俗称。日本では同性愛者から見て「その気(け)のない人」という意味で「ノンケ」とも呼ばれる。
英語の名称からは「性別再指定手術」が一番原語の意義に近い。また頭の感性とは違う形で備わっている性器官を外科的手術により本来の姿に戻し再指定するという意味であり、一番ふさわしいと名称と思われる。しかし、法的な用語としてすでに「性別適合手術」が用いられている現状では、性別適合手術に統一することにした方がよいのではと思います。また参考までに、性自認に身体を合わせる手術という意味で、Gender Reassignment Surgery(GRS)を好む医師もおります。
HBIGDA(Harry Benjamin International Gender Dysphoria Association)
「ハリー・ベンジャミン国際性違和協会」の略語。アメリカの性科学者ハリー・ベンジャミン博士が1966年に作成・出版した「性転換手術の適用のための指標と基準 (Standards of Care)」が、世界中の性転換手術のバイブル的な指針になっている。現在はその第6版まで出版されており、HBIGDA世界総会が毎年どこかの国で開催されている。
MTF (Male to Female)
身体は男性だが感性は女性であるというGIDのケース。正確な統計はないものの、GID患者のおよそ3分の2がMTFであるといわれている。
FTM (Female to Male)
身体は女性だが感性は男性であるというGIDのケース。GID患者のおよそ3分の1がFTMといわれている。
性指向
恋愛や性欲の対象となる相手の性別を指す言葉。相手が異性なら異性愛者(ヘテロセクシュアル)、同性なら同性愛者(ホモセクシュアル、またはゲイ)、男女両方に向けられる場合には両性愛者(バイセクシュアル)と呼ばれる。性同一性障害者の性指向も個人により様々であり、いろいろなケースがあり得ることを理解する必要がある。
性自認
自分が男性である、または女性である、と自分の性別をはっきり認識していること。好きになる相手が異性か同性かは性指向の問題であり、自分の身体と性自認に食い違いがあるのが性同一性障害(GID)である。
セックス/Sex
肉体的な性別のことを指し、性腺の区別や内性器・外性器などを総合して男性と女性に区別される。男性・女性と明確に区別できない場合もあり、性別判定が困難なケースは間性・半陰陽(インターセックス)と呼ばれる。俗っぽく言えば「セックスとは両股の間にあるもの、ジェンダーとは両耳の間にあるもの」。
ジェンダー/Gender
自分の頭や感性で感じている性別のことを指し、狭義には性自認と同じ意味。ただ肉体的な性別よりは社会的、文化的な広がりをもつ言葉として使われることが多い。
同性愛者/Homosexual
同性愛者は身体の性と性自認が一致しており、男性が男性を好きになり、女性が女性を好む、という性指向の状態を指すので、身体と精神の間の違和感や悩みはない。ここが性同一性障害との大きな違いである。一方、身体の性と性自認の違和感に悩む性同一性障害者の場合で、身体の性が「男」でありながら自分を「女」と自認する人が、女性を恋愛の対象にする場合もあり、これも「同性愛」ということになる。
ホルモン療法
身体と精神の違和感をやわらげ、精神的苦痛を軽減するために用いるホルモン療法で、女性化を求める人は女性ホルモン、男性化を求める人は男性ホルモンを使用する療法。SRSに進む前に1年間は続けていなければならない。
リアルライフ・テスト/Real Life Test (RLT)
とくに制度化されたものではないが、自分の求める性において実際に生活して、周囲に違和感を与えず、また自分でもその性になって生活していけるという自信を養うための実生活体験過程をいう。SRSを済ませた後で社会的に受け入れられないと、職場においても私生活においても困難な状況に追い込まれる危険性があるため、この体験過程を軽視してはならない。
カムアウト/Coming Out
同性愛者が自分の性指向を周囲の人に正直に告白して、それまで閉じこもっていた押入から外に出る(coming out of the closet)ことを指す言葉として使われ始め、それがGIDの場合にも同様の意味で使われるようになっている。
パス/Pass/Passing
自分の望む性で生活して、周囲に違和感を与えず社会的に通用することを指す。MTFの場合なら、元の男性ではなく女性と見られ、MTFの男性だとは思われないこと。つまり、FTMなら男性として、またはMTFなら女性として社会的に通用するという意味で使われる。
トランスセクシュアル/Transsexual (TS)
性同一性障害者で、外科的な手術を経て別の性として生きたいと強く望む人を指す。手術前の人の場合は「pre-opTS」,手術後の場合を「post-opTS」と呼ぶ。
トランスジェンダー/Transgender (TG)
性的違和感をもって生きている人で、反対の性での生活を望みながらも、外科手術にまで進むことは希望しない人のことを指す。広い意味では、「トランスセクシュアル」、「トランスヴェスタイト」も含む総称として使われる。
トランスヴェスタイト/Transvestite (TV)
女装者と男装者を含む異性装者のことをいう。精神医学的には、異性装者には身体と感性の性別違和感がなく趣味で異性装を楽しむケースもあり、この人たちはGIDとは区別される。反面、異性装をすることにより性別違和感の解消を図っている性同一性障害者や、リアルライフ・テストの過程で異性装する性同一性障害者もいるので、この両者は混同されやすい。
クロスドレサー/Cross Dresser (CD)
男と女の区別を乗り越えた異性装者のことで、トランスヴェスタイトと同じ意味で使われている言葉。
インターセックス(IS)
「間性」「半陰陽」と呼ばれる、性腺・外性器などの身体の性別が明確に判定できない人々を総称する言葉。インターセックス児が生まれた場合にどちらかの性に判定し、養育上の性に合わせて内・外性器を切除・形成する方法が取られてきた。しかし近年になり、成長するにつれ養育上の性と本人の性自認が一致しないケースが報告されるようになり、世界的に治療方針の見直しがせまられている。
ゲイ/レズビアン (Gay/Lesbian)
通常ゲイは男性の同性愛者、レズビアンは女性の同性愛者を指すが、英語文化圏では「ゲイ」という言葉は両者をひっくるめて言う場合が多い。(例: She is gay.)
クィア/Queer
もともと「変態」の意味をもつ「ゲイ」に対する蔑称であるが、性の多様性を認める社会的風潮が広まった現在では、権利主張の道具として堂々と使用されるようになっている。
シーメイル/Shemale
女性の象徴である発達した乳房と、男性の象徴である大人のペニスの両方を備え持つ人のことを指す。普通は風俗産業で、その特徴を誇示するケースが多い。
ニューハーフ
和製の英語で日本でしか通用しない言葉。タイなどでは「レディーボーイ」、タイ語では「カトーイ」と呼ばれている。男性から女性に性転換した人で、芸能産業や風俗産業に従事する人が多い。中には職業上の必要性のため単に女装しただけの男性もいることがある。
オカマ/オナベ
「オカマ」は女装した男性や、女性的な振る舞いをする男性に対する俗称だが、男性同性愛者のことを指すことが多い。蔑称としてのニュアンスが強いので、当事者にとっては「ゲイ」の方がもっと響きの良い言葉と思われる。「オナベ」は男装した女性や、女らしくない女性に対して用いられる俗称。
ストレート/ノンケ
「ストレート」は異性愛者を指す英語から来た俗称。日本では同性愛者から見て「その気(け)のない人」という意味で「ノンケ」とも呼ばれる。
2007年1月26日金曜日
観光立国タイランド
言うまでもなくタイは観光立国です。首都のバンコクや、プーケット島、サムイ島、パタヤ、ホアヒン、チェンマイなど、ビーチから北部の高原リゾートまで豊富な観光資源をもっています。 


タイに国境を接するマレーシアを除けば、6時間半かけてやってくる日本人が最多の訪問客で、2000年以降は年間100万人を越す日本人がタイを訪れています。
物価も日本の半分以下と安く、善意の観光客には安全面でもまったく問題ありません。熱帯の果物や食料は豊富で、タイ料理は世界の三大料理の中に入れられるほどファンがいます。
多彩でエキサイティングなナイトライフはタイ人の想像力の豊かさを感じさせ、その果敢な実行力には脱帽です。しかし、一番の観光資源はタイ人そのものだと言えます。タイ人は仏教の教えからくる天性のやさしさと、男女を問わず微笑を美徳とし、サービス精神あふれたもてなしのできる国民です。自然の魅力とタイ人の人間的な魅力があるからこそ、世界中からやって来る多くの観光客がタイにはまってしまうのです。
タイに国境を接するマレーシアを除けば、6時間半かけてやってくる日本人が最多の訪問客で、2000年以降は年間100万人を越す日本人がタイを訪れています。
メディカル・ツーリズム
観光立国タイの面目躍如たるものがメディカル・ツーリズムです。要するに、医療目的でタイを訪れ、同時に観光まで楽しんで帰国していただくという、タイ政府肝いりの外貨獲得政策です。
すでに外国人患者数は年間100万人におよび、アジア近隣諸国はもちろん、中近東、ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカ、日本、などの先進国からお客様を迎えられるだけの実績と実力をもっています。「東南アジアの病院?」という先入観をもった人は、その設備とサービスの良さにまずカルチャーショックを受けるでしょう。
大手私立病院では最新の設備の導入、経験豊富な医療チーム、外国語通訳、常勤日本人スタッフ、一流ホテルを思わせるロビーやオール個室の病室と、細かい配慮の看護サービス、などあらゆる面で外国からの「顧客獲得」を意識して運営されています。有名医師の引き抜き合戦もあり、病院間の競争を意識した企業努力はすさまじく、悪く言えば臆面もない営利企業、その反面顧客サービスは日本の病院など足元にも及ばないといえるでしょう。看護婦などの人手不足に悩む日本とはちがい、タイの病院では豊富なスタッフが24時間体勢でサービスに努めているのは患者にとっては心強いものです。
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