2007年1月22日月曜日

クルンテープの都、首都バンコク

















バンコク行きの飛行機に乗ると、日本語であれ英語であれ機内アナウンスの中に目的地「バンコク」の名前が何回も出てきます。ところが、タイ人乗務員によるタイ語のアナウンスではいくら耳をすませても「バンコク」という言葉は聞こえてきません。世界共通と思われた「バンコク」は、実はタイ語では「クルンテープ」と呼ばれていて、クルンテープとはタイ語で「天使の都」という意味だそうです。
























その天使の都バンコクの人口は約800万人で、東南アジア有数の大都会です。スカイトレイン(BTS)や地下鉄(MRT)も整備され、バンコクの新交通システムとして道路の交通渋滞の緩和に役立っています。とくに言葉の通じない外国からの観光客にはたいへん好評であると同時に、最近ではバスよりは料金は高いものの学生や一般の通勤客の利用も多くなっています。歴史的にヨーロッパにも親近感をもつタイには外国人の居住者も多く、ビジネス訪問客も交えて東南アジア随一のコスモポリタンな雰囲気をもっています。

林立する高層ビルに象徴されるように近代的な都市として変貌するバンコクですが、東南アジアのおへそとしてアジア的な魅力が色濃く残っているのがバンコクの良さです。そのアジア的魅力を現地で自らの足で発見するのがまた楽しみです。アジアの匂い、味、色彩、騒音、人声が、異国情緒とともになつかしさを感じさせるのは、われわれ日本人がアジアの一角に住んでいるという事実を思い起こさせます。

バンコクの交通百景




バンコクの交通事情1999年12月5日の国王誕生日に合わせて、BTSという名称で親しまれるスカイトレインが開業するに及んでバンコクの交通事情は劇的に変化しました。それまでは道路はギネスブックに載せてもよいぐらいの渋滞ぶりで、地元のバス通勤客はもちろんタクシーを利用する観光客も大変な忍耐を強いられていました。高架鉄道のスカイトレインはほぼ5分間隔で運行され、まだ2路線24駅しかないとはいえバンコクの主要な場所には簡単に移動できます。




ドイツ製の車体と運行システムを採用しており、信頼性は高く快適な乗り物です。2007年中にはチャオプラヤ川の対岸まで延長線が開通する予定です。











2004年7月3日にはさらにMRTという名称の地下鉄が運行を開始し、18駅のうちBTSとの乗換駅も3駅あり、移動手段が格段と便利になりました。駅の設備なども日本やシンガポールに負けないほどの立派なものです。BTSとMRTを組み合わせればめぼしい場所にはラッシュ時間に関係なく移動でき、現地の学生や通勤客の利用も増えています。コンピュータ化された改札システムで、キップの買い方と利用のコツさえ分かれば言葉の問題もありません。











バンコク名物のタクシーは健在です。ほとんどが日本製の小型車で、やはりドア・ツ・ドアで移動するには便利ですが、日本語や英語を話す運転手はまずいないと思った方がよいでしょう。朝夕のラッシュアワーにはタクシーはさけるのが賢明です。タクシーは全部メーター制で、初乗り120円ほどで料金は非常に安いですが、観光名所などの客待ちタクシーは相手を見てふっかけてくることもあるので、流しのタクシーを拾うのが賢明です。







地元庶民の足として有名なのが小回りのきく「トゥクトゥク」と呼ばれる三輪タクシーで、他のアジアの国々にも輸出されています。メーター無しなので、料金は乗る前に交渉します。渋滞のすき間をぬって走るのでかなりスリルが味わえますが、近距離の利用にとどめておくべきでしょう。「観光客プライス」があるため料金はタクシーと変わらないと思った方が無難です。









「モーターサイ」というのはモーターサイクル・タクシーのことで、恐らくタイ人の発明だと思います。横町の入り口に制服のベストを着たドライバーたちが待機しています。限られた受け持ち地域だけが守備範囲で、料金も決められていてボラレたりすることはありません。ドライバーはヘルメットをかぶっていますが、お客は無防備のことが多く、女性が横座りで乗っているのをみるとハラハラします。やはり観光客は安全を考えるとバイクタクシーは避けた方がよいでしょう。











公共の路線バスは縦横に走っていて料金も驚くほど安いですが、路線と時間により混んでいるのと、行き先を示す路線番号を覚えるのは一苦労です。料金は車内を廻ってくる昔なつかしい「車掌さん」に払います。やはり路線バスは居住者向けで、短期旅行者には向いていないと考えるべきでしょう。











最後にしてはいけないですが、ボートがあります。もともとバンコクは水の都でした。チャオプラヤ川から運河が市街地、住宅地を縦横に縫って整備され、ボートが重要な交通手段だったのですが、街の近代化につれかなりの運河が埋め立てられたのは残念なことです。それでも穀物運搬船や運河ツアーの観光用ボート、対岸を結ぶフェリー、朝夕の通勤客の足となるボートタクシーなど、チャオプラヤ川はバンコクの動脈として朝、午後、夕方、とそれぞれ異なった表情を見せ、生き生きと脈打っています。

バンコク新国際空港について


スワンナプーム新国際空港はトイレが少ない!
2006年9月28日にオープンしたバンコク新国際空港は、いろいろの問題点が指摘されています。その最たるものはトイレが少なすぎるということ。飛行中の機内の気温はかなり低く身体が冷えます。到着時にいつも見かける光景ですが、かなりの乗客が飛行機を降りるとイミグレーションに向かう途中でトイレに入ります。新空港でこれをしようとすると列に並ぶことになり、思わぬ時間をくってしまうことになりかねません。

利用客の苦情に驚いたタイ空港公団(AOT)は、スペースをなんとか確保し200カ所に及ぶトイレを新設する計画らしいですが、これには新たな配管工事など時間がかかります。当面の間、利用客としては自衛するしか方法がありません。そこで対策としては、搭乗機がバンコクへの着陸体勢に入る前に(着陸30分前に高度を下げ始めるころ)、機内でトイレを済ませておくことです。
入国時にボーディングパス!
イミグレーションで入国審査する際に、飛行機のボーディングパスを見せるように要求されてとまどう乗客が多いそうです。念を入れたセキュリティ対策かもしれませんが、文句を言っても役人は融通がききません。もう必要ないと思っていたボーディングパスを探してもたもたしないよう、到着前に確認してパスポートと入国カードとボーディングパスの3点は一緒にしておきましょう。

到着ロビー
税関を通過して到着ロビーに出る出口が「B」と「C」の2カ所あります。どちらから出てもかまいませんが、ロビーで出迎えの人と待ち合わせしている場合は要注意です。どちらの出口もロビーに出るとさらに通路が右と左の二手に分かれているため、顔見知りでない場合には出迎えの人と会えない確率がかなり高いです。かならず日本出発前に、出口で会えなかった場合の落ち合う場所の相談をして決めておきましょう。






PAIの待ち合わせ場所
スワンナプーム新空港では巨大なターミナルが一つだけ、しかも出口が二手に分かれている。さらに到着ロビーは到着ラッシュ時には、税関出口付近が大変混雑しています。税関出口付近で出会えない場合を想定して、到着ロビー中央部にある「AOTインフォメーション・カウンター」前とするのが賢明だと思います。ここにはカウンター周辺にイスがたくさんあり、座って待つこともできます。正確な場所はビル出口ドア7番とドア8番の中間です。AOTとはタイ空港公団の略称です。PAIの出迎えスタッフはここでお客様のお名前を書いたカードをかかげてお待ちしますので、税関出口付近で出会えない場合はここ「AOTインフォメーション・カウンター」前で落ち合うことに決めておきます。

新空港からバンコク都内まで
PAIの送迎車はターミナルビル真向かいの駐車場ビルに駐車してあります。運転手について駐車場ビルまで歩いて、そこで車に乗ってください。空港からBNH病院(またはホテル)までは高速道路で約40分かかります。

新空港利用料について
タイ出国時に払う空港利用料は2007年2月から従来の500バーツから700バーツに値上がりしますが、この時からは航空券代に組み込まれるため、別途払う必要はなくなります(今の日本と同じ)。


タクシー乗り場が変更され便利に
4月18日からメーター・タクシー乗り場が変更になり、不便な1Fから2Fに移ります。税関をから出て直進してターミナルの外に出ればタクシーに乗れるわけです。逆にリムジンやホテル送迎車は1Fに移ります。(注意)タクシーに乗る前にバーツへの両替を済ませてください。

手術申込みと旅行の準備

PAIへのお申し込み
PAI認定の東京のコーディネーターに連絡して、手術と旅行に関する手配をしてください。手術の内容や、必要な予約手続き、経費の見積もり、支払い方法、バンコク旅行情報など、あなたのあらゆるご質問にお答えすることができます。エアチケットやホテルの予約についても東京オフィスがお手伝いいたします。

PAIとの連絡方法
PAIの担当医と直接手術内容や術後のケアなどの相談される際には、英語を共通言語として使用しますが、お互いに不自由を感じる言葉でのやりとりになりますので、相互に誤解が生じることもあり得ます。東京のコーディネーターはPAIの医師やスタッフとは日常的に英語で密接な連絡を取っておりますので、コーディネーターを介してお問い合わせや申し込み手続きを行ってください。

予備カウンセリング
まず東京のコーディネーターと連絡をとり、手術の詳細についてご相談ください。お申し込みの手術の内容により、PAIの担当医師が必要と判断する場合にはよりくわしい情報の提供を求めるかもしれません。場合によってはEメールで送付可能なデジタル写真をお願いすることがあるかも知れません。

健康診断書
また美容整形を含む全ての手術の場会に、手術を受けるのに健康上問題がないという医師の健康診断書が必要となります。バンコクへの出発前までに診断書(日本語でも可)を東京オフィスにFAXしてください。またオリジナルの診断書は必ずバンコクにご持参の上、PAIに提出してください。

HIV診断書
タイではあらゆる手術には事前のHIV検査が義務づけられておりますが、現地で簡単に検査できますので、日本でわざわざ行う必要はありません。

精神科医のGID診断書
SRSの手術の場合は上記に加えて、精神科医によるGID診断書が必要とされますので、同じように準備してください。これらの書類は日本語のままで東京オフィスにファックス(又はEメール添付)して頂ければ、必要に応じて英語に翻訳してPAIに送付いたします。精神科医のGID診断書は手術予約をする前に必要とされますので、早めに準備しておくようにしてください。

計画の変更
手術内容や旅行計画を変更されたい場合には、ご遠慮なく東京オフィスにご相談ください。スケジュール変更や手術内容の追加・変更など、PAIと連携してご希望に添った計画づくりのお手伝いをいたします。

申込金のお支払い
手術をご予約された時には、手術経費総額の10%相当の申込金のお支払いが必要になります。申込金は東京オフィスに日本円でお支払い頂き、その残額を現地にてPAIに直接お支払い頂くことになります。申込金のお支払いをもって手術予定日が確定し、PAIにおいても手術室と担当医師のスケジュール確保、看護師チームやスタッフの日程が決定されます。

残額のお支払い方法
申込金を差し引いた残額のお支払いは、手術当日にPAIに直接お支払いください。その場合、当日レートでUSドルから換算した日本円の現金で支払うのが一番便利です。

申込金の払い戻し
申込金のお支払い後に予約をキャンセルされる場合は、次の払い戻し方針によりご返却いたします。
 ・手術予定日の15日前まで     全額返却します       
 ・手術予定日の15日以内      返却はできません

旅行前のアドバイス
バンコク出発前の旅行の予備知識、手術内容、病院の設備内容、現地で購入可能な薬品など、タイの現地事情をよく知っている東京のコーディネーターにご相談ください。不明なことは担当の医師と事前に確認するなど、外国での手術に不安を感じないよう最大限の配慮をいたしております。

バンコク同行案内
また退院後のバンコク滞在中のお食事や観光、ショッピングなどについても細かい情報を提供し、出来る限り同行いたしますので、お気軽にコーディネーターにお尋ねください。

健康状態の変化
もし出発前に健康状態に急な変化があった場合には、直ちに東京オフィスに連絡してください。PAIの担当医師から適切な指示を仰いだ上、ご連絡さしあげます。