2013年12月26日木曜日

台湾で手術なしでも法的性別変更が可能になる

TG/TS関連ニュース(台湾)

台湾で手術なしでも法的性別変更が可能になる

(GAY STAR NEWS, by Derek Yiu; 2013年12月9日記事より翻訳)

TSやIS当事者には選択の自由が大きく広がる画期的判断

台湾の衛生福利部(省に相当)は手術等による肉体的性別変更過程を経なくても 法的性別の変更が可能とする判断をくだした。

12月9日に3時間におよぶ白熱した議論の末、衛生福利部は法的性別を 変更したいと意図する個人は、精神科医の診断を含むいかなる医学的 処置を経なくてもそれが可能とするべきであるという結論に達した。

トランスジェンダーとインターセックス当事者のコミュニティーはこの決定を両者 の要求を共に満たすものとして歓迎の意を表明した。

現行の医学的評価過程では医師は患者の両親に面接しなくてはならず、両親に与えられている拒否権が多くの成人した子供の当事者にとっては悪夢となっていたという一面が想起される。

今までもうひとつの障害となって立ちはだかっていた内務省は、さらなる検証と議論を経たのちに、この新しい判断を実施に移すための関連規則やその詳細を煮詰める作業に入ることになる。

内政部(内務省)の管轄する戸籍登記制度は国民のあらゆる法的文書とリンクしており、出生時に登記された性別を変更するためには他の法的文書も変更しなくてはならない、とインターセックス者の権利活動家のハイカー・チュウ氏は本紙に語った。

内政部の現行の規則では、該当する個人は二人の精神科医の承認を経て性別変更に進むことができる。さらに新しい性を獲得するためには当該性別に関連するすべての肉体器官を外科的処置により切除することが要求されている。

(性別変更のために行われる)強制的な手術は多くの当事者にとっては拷問以外の何ものでもない、というのが今日の議論でも明らかにされた論点であった。

「ジェンダー認識はつねに一個の個人の問題に帰着するものです。これは内政部がまた新たに一から学ばなければならない問題です」、とチュウ氏は言う。

ある女性が出生時に間違って男子として登録されたため36年間も差別に苦しめられたが、きびしい法規則が存在したため何もできなかったという女性のことをチュウ氏は語ってくれた。

性転換後に自殺した二件の例をあげて精神科医による診断評価が大事だと主張する医師がいる一方で、性転換後の社会への適応困難という問題はむしろ社会問題として捉えるべきではないかと活動家は討論の中でその見解を述べている。

精神科医の診断評価と性転換手術という二つの要求項目のためと、それに関わる金銭上および肉体的な制約があるために、トランス当事者が望む法的なジェンダーを獲得する妨げになっているのが問題ではないか、と活動家は言う。

昨年のことながらアルゼンチンが世界で始めて、成人ならなんらの手術や医師の承認なしに法的に自分のジェンダーを変更できる国となったことは特筆に値するでしょう。

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GAYSTARNEWS読者のコメント:

台湾よ、よくやった!法的なジェンダーの承認を人質にとって必要もない、また望まない精神科医に送り込むのは重大な人権侵害です。これを終わらせた台湾によくやったと言いたい。(Holly)

台湾よ、おめでとう!愛を込めて。(Garry Forester)

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訳者・投稿者のコメント:

アジア諸国では始めての画期的な政治的判断です。衛生福利部と内政部との法制化の整備が今後順調に進むことを祈ります。

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